従業員各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
9月度の衛生委員会の資料になります。
9月度のテーマは「今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
令和2年9月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
今冬のインフルエンザと COVID-19 に備えて
(⼀般社団法⼈⽇本感染症学会提⾔より)
2019年12⽉に中国湖北省武漢にて発⽣した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、
急速に世界中に広がり、2020年7⽉下旬の段階で、
全世界で感染者約 1,600 万⼈、死亡者約 65 万⼈と報告されています。
わが国においても、2020年1⽉15⽇に最初の患者が報告されて以降、
患者数は増加し続け、7⽉28⽇の時点で感染者数累計31,333⼈、死亡者1,000⼈となっています。
患者数は5⽉上旬をピークに⼀旦減少し、全国での緊急事態宣⾔が解除されましたが、
その後も再増加がみられ、第2波の到来が疑われています。
従来のコロナウイルスの伝播モデルから
新型コロナウイルスの流⾏を推測した研究によると、
次の冬季にCOVID-19の⼤きな流⾏が起こることが予測されています。
特に、インフルエンザの流⾏期と重なることにより、重⼤な事態になることが危惧されます。
そこで、医療関係者、⾼齢者、ハイリスク群の患者も含め、
インフルエンザワクチン接種が強く推奨されます。
厚生労働省によりますと、今シーズンは10月以降、
およそ6300万人分のインフルエンザワクチンが供給される見込みですが、
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、インフルエンザへの警戒も高まり、
ワクチンの接種を希望する人が急増すると見られています。
このため厚生労働省は、26日開いた専門家会議で、ワクチンが不足して重症化しやすい
高齢者などが接種できなくなるのを防ごうと、いち早く接種を呼びかける方針を示しました。
具体的には、10月前半から65歳以上の高齢者に、
10月後半からは医療従事者、呼吸器の機能などに障害がある人、妊娠中の人、
それに生後6か月から小学2年生までの子どもに対して接種を呼びかけるということです。
インフルエンザ VS 新型コロナウイルス(COVID-19)