2018年2月度 衛生委員会からのお知らせ
衛生委員会資料従業員 各位

日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
2月度の衛生委員会の資料になります。

2月度のテーマは「花粉症」です。

皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。

ご安全に!!

平成302月度衛生委員会資料 

産業医 山元俊行

花粉症について

<< 花粉症の原因と症状 >>

現在、日本人の4人に1人が花粉症と言われています。

原因となる花粉が鼻や目などの『粘膜』にくっつくことで、アレルギー反応が起きてしまいます。

特に2月~4月に舞う「スギ花粉」によってアレルギーを起こす人が非常に多くなっています。

粘膜が充血してかゆくなるため、目のかゆみや腫れ、鼻水、くしゃみ、鼻づまりなどが最も多い症状です。

ひどい方は熱が出たり、喘息のような咳が続く場合もあります。

 

<< 花粉症と業務 >>

花粉症が業務効率に影響すると答えた人は、9割弱になります。

花粉症対策は、業務効率を下げない・ミスを減らすという点で、企業・社員が是非進んで取り組みたい課題です。

 

<< 花粉症の予防と対策(セルフケア編)>>

  1. 花粉症の予防

・受診を始める時期:花粉が飛散する2週間位前から抗アレルギー剤を服用することで、シーズン中の症状を

軽減できます。まだ受診をしていない人は、すぐに耳鼻科にかかりましょう!!

・生活習慣:風邪を引かない・お酒の飲みすぎに気をつける・睡眠を良く取る・煙草を控えるなど、粘膜を保護する生活が大切です。

 

②花粉症対策

・手洗い・うがい・・・花粉が体に入らないように工夫しましょう。

・マスク・・・吸い込む花粉を1/3-1/6に減らします。使い捨ての不織布マスクがお薦めです。

・眼鏡・・・目の粘膜に花粉が入るのを防ぎます。いつもはコンタクトレンズの方も、花粉の時期は眼鏡に

替えたほうが症状は和らぎます。

・衣類・・・ウールなど花粉がつきやすい素材はNG。ツルツルした素材がお薦めです。

市販の花粉ガードスプレーも効果があります。

・つばのある帽子・・・目に花粉が入るのを防ぎます。

・アイスノン・・・目にかゆみが出始めたら、こすらず冷やしましょう。こすると更にかゆみが増します。

 

<< 花粉症の予防と対策(企業取組み編)>>

③企業で取ることが出来る対策

・コートは業務をする部屋の外で脱ぐようにアナウンスし、よく花粉を払って持ち込む。

・換気は窓を少しだけ開け、出来るだけ午前中の短時間に留める。

・加湿をする。(加湿をすると花粉の浮遊が抑えられ、目のかゆみや鼻粘膜への刺激が和らぎます。

空気清浄機よりも加湿器が有効です!)

・長時間勤務を避け、社員がしっかり休養・睡眠を取れるよう配慮する。

セルフケアに比べて少ないですが、企業で取り組めることもあります!!!