衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
6月度の衛生委員会の資料になります。
6月度のテーマは「食中毒について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
平成30年6月度 衛生委員会資料
産業医 山元俊行
食中毒について
食中毒とは
様々な細菌やウイルスなどが付着した食べ物を食することで起こる健康被害です。
嘔吐・下痢・腹痛・発熱・頭痛などを引き起こし、重症化することもあります。
食中毒の菌(細菌)が活発になる目安は、25℃です。
そのため、6月~10月にかけて、細菌性食中毒の発症数が増えます。
原因は、生肉・魚・貝などの食事から感染する、O-157、サルモネラ菌、黄色ブドウ球菌などです。
対応法
食中毒の下痢は、体内の毒素を排出する役割があるため自己判断での下痢止めや解熱鎮痛剤の服用は
避けましょう。市販のイオン飲料は糖分が多く、塩分が少ないため、あまりおすすめできません。
薬局で販売されている『OS-1』などの経口補水液が最も効果的に水分を補給できます。
吐き気が治まってきたら、少しずつ様子を見ながら水分→流動食→固形物の順で水分・食事を開始しましょう。 ※吐き気が強いうちは無理をして水分を摂る必要はありません。
受診の目安
1.下痢が1日10回以上起こる
2.体がフラフラする
3.意識が遠のく
4.尿量が減る(尿が12時間以上でない)
5.下痢便に血が混じる
6.嘔吐が止まらない
職場で感染を広げないために
1.嘔吐・下痢が治まるまでは自宅で休む
2.出社後もこまめ手洗いを行う
3.職場にきちんと報告をする
弁当を持参するときに注意すること
1.清潔…調理前に十分手洗いをし、調理器具も清潔に保ちましょう
2.加熱…調理するときにしっかり加熱する。おにぎりはラップをして握りましょう。
3.水を切る…おかずは冷ましてから詰め、水気の少ないおかずを選びましょう。
4.涼しいところに保管する…保冷剤を入れたり、自然解凍のおかずを入れる など
★傷みやすい食材:茹で卵・マヨネーズ・生野菜・温野菜・きのこ・炊き込みご飯 などは避けましょう。