衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
3月度の衛生委員会の資料になります。
3月度のテーマは「花粉について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!
平成31年3月度
衛生委員会資料
産業医 山元俊行
2月末頃から、花粉飛散についてのニュースを聞くようになりました。
花粉症の人にとってつらい季節の到来です。花粉症は国民の約20%が疾患していると考えられています。
職場内にも花粉症によって、苦しんでいる人が多くいるのではないでしょうか?
花粉症の症状は鼻水、鼻づまりや目のかゆみ、また頭痛を感じる人も少なくないようです。
このような状態では仕事に集中できず、生産性も下がってしまいます。
職場内の花粉症対策をしっかり行うことで花粉シーズンでも生産性を下げず、活きいきと働ける職場環境をつくりましょう!
すぐに始められる職場の花粉対策
1. 花粉を落としてから職場に入室する
衣服には多くの花粉が付着しています。
職場内に花粉をもちこまないよう、花粉ブラシ等を玄関や出入口に用意し、花粉を落としてから、入室するようにしましょう。
2. 加湿をし、花粉を地面に落とす
花粉は非常に軽く、空気中を浮遊しています。
加湿器などを使用し加湿をすることで、水分と花粉を吸い付けて重くし、地面に落とすとができます。
また、地面に落ちた花粉が再び巻き上げられにくくすることができます。
なお事務所衛生基準規則第5条では、相対湿度(ある温度の飽和水蒸気量に対する空気中の水蒸気量の比率)は40%以上70%以下になるように努めなければならないとされています。
3.地面に落ちた花粉を除去する
花粉は非常に軽いため、せっかく床に落ちた花粉も、人が動くと再び舞い上がり、空気中を浮遊してしまいます。
それを防ぐために、掃除機で床に落ちた花粉を吸引し除去しましょう。
4.替えのマスクを用意する
外出後のマスクには多くの花粉が付着しています。
オフィスに交換用のマスクを用意し、こまめにマスクを交換できるようにしましょう。
まとめ
会社が花粉症対策に取り組むことで、花粉症の従業員は仕事に集中して取り組めるようになります。
その結果、生産性を落とさず、良い生活習慣のなかで、花粉症の症状を抑えられる好循環をつくりだすことができます。
逆に、花粉症対策をしていないと、仕事に集中できず、残業が続き、花粉症を悪化させる悪い生活習慣を送る、悪循環に陥ってしまうかもしれません。
オフィス内の花粉症対策に取り組み、花粉シーズンでも生きいきと働ける職場環境を作りましょう!