衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
4月度の衛生委員会の資料になります。
4月度のテーマは「禁煙について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!
平成31年4月度
衛生委員会資料
産業医 山元俊行
禁煙について
2018年7月18日、「改正健康増進法」が参議院で可決・成立しました。
今後は経過措置を経たうえで、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年4月に全面施行される
見込みです。今回の改正は、受動喫煙対策を強化することに主眼が置かれているため、「受動喫煙対策法」ともいわれています。
現在は「努力義務」レベルの受動喫煙対策ですが、2020年に受動喫煙対策法が施行されて以降は、厳格なルールが設定されます。
- 原則的に「屋内禁煙」
- 喫煙禁止場所における喫煙には罰則も適用
- 事業者としての求められる対応
・ 喫煙室だとわかる旨、および20歳未満の立ち入りを禁止する旨を掲示
・ 喫煙室以外に喫煙器具や設備を置いてはいけない
・ 求人票に「受動喫煙対策」の内容を明記
受動喫煙対策法が施行されると、さらに喫煙者にはつらい環境になります。健康のためにも、財布のお小遣いのためにも、今の間に禁煙しましょう。
禁煙を成功させるために…
いざ、禁煙をはじめると「吸いたい、イライラする・・・」などの離脱症状が出てくる。
このような症状が出てきた時には、変わりの行動で乗り切ろう。
吸いたくてたまらない、イライラ時
・冷たい水や熱いお茶を少しずつ飲む。 ・深呼吸をする。 ・歯磨きをする。
身体がだるい、眠い時
・散歩やストレッチなど軽い運動をする。 ・シャワーをあびてスッキリする。
口寂しい時
・歯を磨く。 ・糖分の少ないガムやフリスク、干し昆布を食べる。
気分が落ち込み眠れない時
・音楽を聴く。 ・お香やアロマテラピーを行う。
飲み会での対策
・最初に禁煙中のことをみんなに伝える。 ・タバコを吸う人の席から離れる。
・吸いたくなったら、氷など冷たいものをとる。
「1本だけなら!」の誘惑に負けないで!!アルコールなどは、徐々に減らしていくのもいいが、
タバコの場合は、禁煙すると決めたら、吸わない!!これが一番大切です。
また、つらくなったら自分の身体の変化に、目をむけてみる。例えば、のどのイガイガが消えた、肌荒れがよくなった、化粧ノリがよくなった など。 禁煙72時間経過後に、ランニングや軽い運動にトライしてみては!今までとの違いを実感できるはず。気管支の収縮がなくなり、呼吸が楽になり肺活量も増加します。
もし、ついつい誘惑に負けて吸ってしまっても再チャレンジを。1回で禁煙に成功する人は少数派です。
また、どうしても禁煙できないひとは、禁煙外来を受診し、ニコチン依存症を克服しましょう。