日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
6月度の衛生委員会の資料になります。
6月のテーマは「梅雨の時期の過ごし方について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!
令和元年6月度
衛生委員会資料
産業医 山元俊行
梅雨の時期の過ごし方
梅雨の時期が始まります。湿度が高い日が続くため、気候と上手に付き合いましょう。
また、細菌性の食中毒の発生が増え始める時期でもあるので、気をつけましょう。
体は気圧の変化に敏感!
梅雨の時期になると「○○が痛い」、「めまいがする」、決定的な何かはないけれどなんとなくだるい…そんなことはありませんか??
梅雨の時期に起こりやすい体調の変化
◆気分の憂鬱さ ◆体のだるさや疲れ ◆風邪をひきやすい
◆頭痛や食欲不振 ◆肩こり、腰痛 ◆関節痛や神経痛
心身の調子を崩さないために、いつもより身体が疲れていることを自覚し、十分な睡眠や休息をとることが必要です。
細菌性の食中毒の発生について
細菌は、高温多湿を好むため、4月から9月にかけて増殖が活発となります。したがって、細菌性の食中毒は、4月ごろから多くなります。
食品の扱いに注意しましょう!
◆肉・魚・野菜などの生鮮食品は、新鮮なものを購入しましょう。
◆冷蔵・冷凍が必要な食品は、すぐに冷蔵庫に入れましょう。持ち歩く際は、保冷剤などを利用しましょう。
◆自宅やオフィスの冷蔵庫の設定を確認しておきましょう。冷蔵庫は5℃以下、冷凍庫は-15℃以下
◆食品は十分に加熱しましょう。中心部温度が75℃で1分以上。肉は中心部が褐色になるまで!
◆料理は出来てから2時間以内に食べましょう。
◆食品を扱う前後は、石鹸で手や指をよく洗いましょう。
お弁当を持参する方は…
◆弁当箱の殺菌:弁当を詰める前に弁当箱の内側を、酢を含ませたキッチンペーパー等で拭いておくと、殺菌作用があり効果的です。
◆細菌の繁殖を防ぐ食材:代表的なものは梅干しです。酢、わさび、生姜、カレー粉などにも細菌の繁殖を防ぐ効果が期待できます。
◆温かいご飯はおかずの準備前に弁当箱に詰めてよく冷ましておきましょう。