日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
4月度の衛生委員会の資料になります。
4月度のテーマは「自律神経」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
2022年4月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
春は自律神経が乱れやすい季節です
自律神経とは・・・・・
心臓の動き、血圧、食物の消化、体温調整など生命を維持する上で重要な身体の機能をコントロールしている
神経で、興奮する時に働く交感神経・リラックスする時に働く副交感神経から成り立っています。
私たちが健康で快適に過ごすことが出来るのは、この交感神経と副交感神経がバランスよく働いているからです。
なぜ春は自律神経が乱れやすいのか・・・・
・気温の変化が大きい
・新入社員を迎える、配置転換など環境の変化が大きくストレスが多い
・身体の各器官の動きが活発になる季節のため、代謝が促進されることによる体内のエネルギー不足
・冬に活発だった交感神経から、夏に活発になる副交感神経の移り変わる時期のため
自律神経が乱れるとどうなるのか
・身体がだるい・眠い ・食欲が出ない
・イライラする ・便秘・下痢
・動悸・息苦しさ ・めまい
・頭痛など
自律神経の乱れを乗り切るには
- 生活リズムを作る
生活リズムが乱れると、体内時計のリズムが崩れ、自律神経の働きに悪い影響を与えてしまいます。
- 栄養バランスのいい食事をしっかりとる
食品に含まれるビタミン・カルシウム・ミネラルなどは自律神経の働きを整える作用があります。
- 自分に合った休養(睡眠)時間をとる
夜更かしが続くと、副交感神経と自律神経の切り替えがうまくいかなくなります。
たくさん眠れば眠るほどいいというわけではなく、質のいい睡眠をとるために部屋の明かりを消して、
リラックスできる環境を。
- リラックスする時間を作る
交感神経の興奮を鎮めるためには心身の休息が必要です。静かな音楽を聴くことやアロマテラピー、
ぬるめのお湯にゆっくりつかることなどが効果的です。
- 体温調節をしっかり行う
春は気温が不安定です。体温調整がうまくいかないと、自律神経の働きが不安定になるので、
カーディガンやストールを使い体温調節を行いましょう。
- ストレス解消をする
ストレスが溜まると、身体は生命の危機であると感じ交感神経が過剰に働き、副交感神経が働かなくなって
しまい、自律神経の乱れが起こります。人と話して笑ったり、楽しいと思える場所へ行ったり、適度な運動を
することが効果的です。
- ストレッチをする
ストレッチをすることにより、筋肉がほぐれ、副交感神経の通りが良くなります。
そのため、身体がよりリラックスを感じることが出来、自律神経調整の改善に効果的です。
- ウォーキングをする
ウォーキングは有酸素運動のため副交感神経に働きかけ、リ