日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
8月度の衛生委員会の資料になります。
8月度のテーマは「肥満予防について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
2023年8月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
お腹の内臓まわりに脂肪が蓄積する「内臓脂肪型肥満」は、30歳以降で徐々に増え始め、40歳以上の男性では2人に1人以上が該当します。 メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満をもち、高血糖、血圧高値、脂質異常の状態を全てもしくは複数あわせもつ状態のことをいいます。
心筋梗塞や脳卒中の発症リスクを高めるメタボリックシンドロームは、30歳代から増え始めます。
将来の介護予防や医療費節約のために生活習慣改善を今日から始めましょう。
まずは、今より10分多く体を動かそう
身体活動量が多いほど、心筋伷塞や脳卒中など生活習慣病のリスクは低下します。また、肥満の予防・改善には運動が欠かせません。
国が示すアクティブガイドでは 『+10(プラステン):今より10分多く体を動かそう』をメッセージとして日々の身体活動量アップを推奨しています。
減量効果として+10を1年間継続すると、1.5~2.0kg減の効果が期待できます。
10分=1,000歩くらいの運動をライフスタイルに取り入れる
通勤 いつもと違う通勤ルートを使って、行き帰りで5分ずつ遠回りしてみる。
駅では階段を使う。歩幅を広く、早歩きを意識する。
仕事中 1時間作業をしたら、5分間立ち上がってストレッチ。
遠くのトイレを使う。
休日 出かけるときは車ではなく電車や自転車などを使う。
買い物に行くときは最寄りではなく、少し遠いスーパーやコンビニに足を延ばす。
掃除の頻度を増やす(窓ふきや庭掃除など)。
規則正しい食生活と食べ過ぎに要注意!
規則正しい食生活を心がけましょう。
〇 食べる速度が速 いと糖尿病や肥 満のリスクが 2 倍 になる
〇 朝食をとらないと 糖尿病や脳卒中、 心筋伷塞のリスク が上がる
食生活改善のための工夫
〇 よく噛んで食事を楽しむ 〇 規則正しく食べて、間食や夜食を控える
〇 砂糖が入った飲み物は控える 〇 食事に野菜・海藻類を取り入れ、先に食べる
〇 麺類の汁は、飲み干さない 〇 麺とごはんの組み合わせなど 炭水化物のセットを避ける
生活習慣病予防のためには運動習慣と食習慣の改善が重要ですが、どちらかひとつだけでも取り組むことで
効果があります。日常生活の中で無理のない生活習慣改善の取り組みを少しずつ増やしていく方法は、長期的な減量効果が期待できます
厚生労働省 e健康づくりネット ホームページより改編