日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
9月度の衛生委員会の資料になります。
9月度のテーマは「新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
2022年9月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
1 新型コロナウイルス感染症の罹患後症状(後遺症)について
新型コロナウイルス感染症にかかった後、感染性がなくなったにもかかわらず、療養中にみられた症状が続いたり、新たに症状が出現したりするなど、後遺症として様々な症状がみられる場合があります。
後遺症に関する症状の実態については、様々な研究がなされていますが、未だ不明点が多く、それぞれの症状と新型コロナウイルス感染症との因果関係は十分には分かっていません。
2 主な罹患後症状について
新型コロナの罹患後症状は、罹患時から持続する症状と、回復した後、新たに出現する症状があります。
症状の”程度”はさまざまで変動します。
■全身症状
倦怠感,関節痛,筋肉痛
■呼吸器症状
咳,喀痰,息切れ,胸痛
■精神・神経症状
記憶障害,集中力低下,不眠,頭痛,抑うつ
■その他の症状
嗅覚障害,味覚障害,動悸,下痢,腹痛
3 罹患後症状と思ったら
罹患後症状への治療は、対症療法(それぞれの症状に応じた治療)が中心となります。長引く症状がありましたら、まずは、症状に応じたかかりつけ医にご相談いただくか、診療科目の医療機関を受診しましょう。
(例えば、咳や倦怠感は内科、嗅覚障害は耳鼻科、抑うつ気分は心療内科など症状に応じて受診することになります。)
また、罹患後症状は、体の症状のみならず、精神面や社会面へのアプローチが必要なこともあり、社会全体でサポートしていくことが大切です。適切に対応することで、多くの場合、症状は改善していきます。
罹患後症状(後遺症)に関する動画(内閣官房動画)
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