日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
6月度の衛生委員会の資料になります。
6月度のテーマは「熱中症対策について」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
2023年6月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
熱中症を防ぐためには、それぞれの場所に応じた対策を取ることが重要です。
以下を参照し、適切な対策を実施しましょう。
予防
暑さを避ける、身を守る
室内では
・扇風機やエアコンで温度を調節
・遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
・室温をこまめに確認
・WBGT値※も参考に ※WBGT値:気温、湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さの指数
屋外では
・日傘や帽子の着用
・日陰の利用、こまめな休憩
・天気のよい日は、日中の外出をできるだけ控える
からだの蓄熱を避けるために
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす
こまめに水分を補給する
室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、経口補水液などを補給する
熱中症を疑う人を見つけたとき
症状の確認
「意識がない、もしくは意識がはっきりしていない」⇒すぐに救急車を要請する。
現場での応急処置
<涼しい場所へ移動させる>
風通しのよい日陰や、できればクーラーが効いている室内などの涼しい場所へ移動させる。
<身体を冷却する>
衣服を脱がせたり、きついベルトやネクタイ、下着はゆるめて身体から熱を放散させる。
露出させた皮膚に冷水をかけて、うちわや扇風機などで扇ぐことにより体を冷やす。
氷のうなどがあれば、それを首の両脇、脇の下、大腿の付け根の前面に当てて皮膚のすぐ近くにある太い血管を冷やす。
水分・電解質の補給
意識がはっきりしているなら、スポーツドリンクや経口補水液などを飲ませる。
自分で水分摂取ができない、応急処置で改善しない場合は、医療機関を受診させましょう