衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
11月度の衛生委員会の資料になります。
11月度のテーマは「インフルエンザ感染とワクチンについて」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
平成30年11月度
衛生委員会資料
産業医 山元俊行
インフルエンザの流行は、例年11月下旬~12月上旬から始まり、1~3月にピークを迎えます。
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染:感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込み感染する。
接触感染:感染者が手で口を覆い咳やくしゃみをした後、ドアノブやスイッチに触れ
そこに触れた人が、その手で自分の鼻や口に触れ感染する。
流行前のインフルエンザワクチン接種
インフルエンザにかからないために一番良い方法は、ワクチンを接種することです。
ワクチンを接種してもインフルエンザにかかることはありますが、重症化を防げます。
ワクチンは、どのウイルスの型が流行するかを予測して、毎年製造されています。
接種してから抗体ができ、効果が出るまで2~3週間かかります。予防接種は11月中には受けておくのがおすすめです。また、体調や持病によって接種の際に注意が必要なこともあるので、病院で相談しましょう。
職場でインフルエンザを広めないポイント
① 職員ひとりひとりに日常生活予防を周知、励行
・ 人ごみを避け、外出時にはマスクを着用
・ 帰宅時、食事前に「手洗い」「うがい」をする
・ 栄養と休養を十分にとる
・ 室内での加湿・換気をよくする(湿度は50~60%が適切)
・
② 咳やくしゃみが出るときは、咳エチケット⇒飛沫感染予防
・ 咳、くしゃみの際は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、ほかの人から顔をそむけて
1m以上離れる。
・ 鼻汁、痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる
・ 咳をしている人にマスクの着用を促す(不織布マスクが推奨)
・
③ 速乾性消毒アルコールの設置⇒接触感染予防
・ 60~80%濃度の消毒用アルコールなどを設置し、職場に入るとき、手洗い時
などの手指消毒を習慣にする。
④ 環境の消毒⇒接触感染予防
・ 加熱(80℃、10分以上)、塩素系消毒液、70%以上の濃度のアルコールによる消毒が有効。ドアノブや手すり、スイッチなどよく触るところを消毒する。