衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
1月度の衛生委員会の資料になります。
1月度のテーマは「インフルエンザについて」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
平成31年1月度
衛生委員会資料
産業医 山元俊行
今年もインフルエンザが流行してまいりました。
インフルエンザは、感染した人から人へ感染します。
社内で感染を広げないために、衛生委員会等で、「インフルエンザと診断されたときに何日休むか」ルールを決め、周知しておいてください。
学校保健安全法では、発症した後5日を経過し、かつ「解熱した後2日を経過するまで」とされています。ただし、労働安全衛生法では明確な規定がないため、社内でルールを決めておきましょう。
インフルエンザは、感染してから症状が出るまで1~3日かかります。(潜伏期間)
また、発症前と、発症してから3~7日間はウイルスを排出するといわれています。
学校保健安全法に準じて、少なくとも発症後5日、かつ解熱後2日は出勤停止にすることをお勧めします。
インフルエンザの流行は、例年11月下旬~12月上旬から始まり、1~3月にピークを迎えます。
感染経路は、飛沫感染と接触感染です。
飛沫感染:感染者の咳やくしゃみに含まれるウイルスを吸い込み感染する。
接触感染:感染者が手で口を覆い咳やくしゃみをした後、ドアノブやスイッチに触れ
そこに触れた人が、その手で自分の鼻や口に触れ感染する。
会社でインフルエンザを広めないポイント
① 従業員ひとりひとりに日常生活予防を周知、励行
・ 人ごみを避け、外出時にはマスクを着用
・ 帰宅時、食事前に「手洗い」「うがい」をする
・ 栄養と休養を十分にとる
・ 室内での加湿・換気をよくする(湿度は50~60%が適切)
② 咳やくしゃみが出るときは、咳エチケット⇒飛沫感染予防
・ 咳、くしゃみの際は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、ほかの人から顔をそむけて
1m以上離れる。
・ 鼻汁、痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる
・ 咳をしている人にマスクの着用を促す(不織布マスクが推奨)
③ 速乾性消毒アルコールの設置⇒接触感染予防
・ 60~80%濃度の消毒用アルコールなどを設置し、職場に入るとき、手洗い時
などの手指消毒を習慣にする。
④ 環境の消毒⇒接触感染予防
・ 加熱(80℃、10分以上)、塩素系消毒液、70%以上の濃度のアルコールによる消毒が有効。
ドアノブや手すり、スイッチなどよく触るところを消毒する。