衛生委員会資料従業員 各位
日頃のご精勤に心より感謝申し上げます。
1月度の衛生委員会の資料になります。
1月度のテーマは「マスクについて」です。
皆様に置かれましては、是非とも健康に留意いただき、
業務に努めていただきたいと考えております。
ご安全に!!
令和2年1月度
衛生委員会資料
産業医 山元 俊行
マスクについて
イオンは2019年12月中旬、客からの「接客時に(マスクを着けていると)声が聞こえづらい」と
いった声などを踏まえ、グループ各社に接客時のマスク着用を原則禁止する方針を
Eメールなどで伝達し、従業員らがインターネット上の掲示板やTwitter上で反発し話題となりました。
「接客業の場合、不特定多数のお客を相手にするため、インフルエンザなどが流行する時期では
非常に感染リスクが高いといえます。日本の風習上、接客時にマスクをしていることは
失礼に当たるという風習があり、今回の措置もそのような風習に沿ったものだと考えます。
しかし、感染防御の観点から、客からスタッフ、スタッフから客、あるいは
スタッフからスタッフへの感染を予防するためには、
お互いにマスクを着用することが有効と考えられています。
今回は、マスクについて
マスクの種類
- 不織布マスク
繊維を織らずに接着させるなどしてシート状にした素材で作られている。
使い捨てなので衛生的で低価格
【使用目的】
ウイルスの飛沫感染予防や花粉症対策など
- ガーゼマスク
洗って繰り返し使えるため、経済的。適度な通気性があり保湿効果が高い。
【使用目的】
喉の炎症や風邪予防。エチケット目的や防寒対策など。
- 医療用マスク(N95)
もともとは産業用マスクとして主に製造現場などで使用されていましたが、
最近は新型インフルエンザやSARSなどの感染防止に効果があるということで
医療現場などでも広く使われている。
【特徴】
密閉性が高く、花粉より小さなPM2.5の対策にも効果的。価格が高い。密閉性が高いので息苦しい
【使用目的】
空気感染対策。PM2.5対策など。
効果的なマスクの着用方法
① 正しい向きで付ける
市販のマスクの中には裏表が見分けにくいものもあります。特にプリーツマスクは正しい向きで
着用することが大切です。プリーツマスクの場合は、外側のプリーツが上向きになるように
着用してしまうと、プリーツによってポケットができ、付着したウイルスが繁殖しやすくなったり、
花粉が溜まりやすくなるためです。
② しっかりと密着させる
顔とマスクの間に隙間があると効果が激減しますので、マスクを顔に密着させるようにしましょう。
鼻と頬、顎の部分に隙間ができないように注意しましょう。
また、顔の大きさにあったサイズを選択しましょう。
マスクの捨て方
耳ゴム部分を持って外し、そのままマスクの面を触れないようにして
蓋つきのゴミ箱などに捨てましょう。
マスクを着用するときには、使用目的に合ったものを選ぶとともに、
効果的な着脱方法を意識しましょう。